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SNS×リアルの力。若手経営者が仕掛ける飲食ビジネスの新常識!“人とつながる”戦略とは?#03

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AndCo.ffee(アンドコーヒー)
三軒茶屋の隠れ家的なおしゃれカフェとして2024年7月にOpen。店内では、かの有名なエスプレッソマシン「TEMPESTA」を使用した高品質なコーヒーを提供し、フレンチシェフ監修による自家製プリン、クロックムッシュプレート、パスタプレートなどのフードメニューも人気を集めている。

店内で使用されている一部の韓国メーカーインテリアをオンラインで購入することが可能であり、カフェ利用者には割引が適用されるサービスも提供。そのほかアパレルグッズも販売。また、Wi-Fi設備管理のため、とっておき空間でのワークスペースが叶う。そして、昼と夜で異なる照明演出が施されることで、時間帯ごとに異なる雰囲気を楽しむことができるカフェ。

アクセス:東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋駅」南口B出口より徒歩約2分
営業時間:12:00~20:00(ラストオーダー:フード19:00、ドリンク19:30)

公式InstagramInstagramhttps://www.instagram.com/andco.ffee?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

アクセルデザイン編集部

今回は株式会社Merry&Co.代表取締役である國見和博氏に、SNSの活用新顧客獲得の背景などについてお話を伺ってきました!

國見氏がオーナーを務める店舗の一つが、三軒茶屋にある5号店AndCo.ffee (2024年7月オープン)です。
そのほか、1号店となるBar Merry Lou (2019.10月オープン)、
2号店Bar Merry Poppins (2021年4月オープン)、3号店Bar Merry Churchill (2021年11月オープン)、4号店肴処 新天地(2023年12月オープン)と異なるコンセプトを持った事業を複数構えています。

アクセルデザイン編集部

オープンした年を見るとコロナ禍真っ只中ですね…‼︎どのように事業拡大に成功したのかなど、とても興味がわきます!楽しみです!

AndCo.ffee様(以下、:國見氏AndCo.ffee
インタビューアー(以下、———アクセルデザイン

———AndCo.ffee代表である國見様は、若くして複数の店舗を展開されていますが、そのスタートの背景についてお聞かせください。

國見氏AndCo.ffee

実際、飲食店を立ち上げようという気持ちは若い頃からあったのは確かです。それがずっと消えずに続いていて、25歳のときに独立しました。『やりたいことを実現しないまま終わるのは嫌だ』という性格なので、もし飲食ではなく別の道が見えていたら、そちらに進んでいたかもしれません。

———國見さまのとても熱い想いを感じますね。現在ではAndCo.ffee以外にも複数の店舗を経営されていますが、事業をどのように拡大されてきたのでしょうか?

國見氏AndCo.ffee

最初の店舗「Bar Merry Lou」をオープンしたのは、もともと私自身がこのエリアをよく訪れていたことがきっかけでした。
ただ、この場所は約20年前から再開発計画地区に指定されており、契約した物件も「再開発が始まれば立ち退きが必要」という条件付きでした。

———それは大きな決断ですね…!そのプレッシャーの中どのような気持ちで経営をされていたのでしょうか?

國見氏AndCo.ffee

そうですね。店舗運営を始めると、生活を支える仕事としての責任が重くのしかかるようになりました。「明日突然立ち退きを命じられるかもしれない」という不安は常にありましたね。
ただ、その不安が逆にもう一店舗持とうと考えた大きな理由のひとつになりました!

———まさに逆境の中で新たな決断が生まれたのですね!

國見氏AndCo.ffee

そうですね!その決断が功を奏してか、最初の店舗はオープン後わずか半年で非常に好調な売上を記録し、経営も軌道に乗りました。その勢いのまま2店舗目「Bar Merry Poppins」の出店を決めました。

———コロナ禍の影響もあったかと思いますが、その中での拡大は驚きです!

國見氏AndCo.ffee

そうなんです!実際、この頃はすでにコロナ禍に突入していましたが、本当に社員やお客様、友人たちのおかげで半年間でしっかり利益を積み上げることができました。
銀行からの通常融資も受けることができたため、2店舗目出店を決断。結果的に2店舗目も順調に軌道にのり、3店舗目(Bar Merry Churchill )出店へとつながりました。

———3店舗目にはどのような想いが込められていたのでしょうか?

國見氏AndCo.ffee

1店舗目と2店舗目は、どちらも4坪程度の小規模店でした。ただ、金曜日や土曜日の夜になると、若いお客様が次どこに行くかという流れを考える必要がありました。そこで3店舗目として、大人数で楽しめる空間を提供することにしました。

———なるほど、それぞれの店舗が異なるコンセプトを持ちつつも、うまく連携しているのですね!

國見氏AndCo.ffee

その通りです。3店舗目の「Merry Churchill(メリーチャーチル)」は、2階と3階に分かれた大きめの店舗です。お客様が1軒目や2軒目で楽しんだ後、最後にこの店舗で朝まで遊べるような流れを作っています。このように、各店舗が異なる役割を持つことで、お客様のニーズに対応しながら事業を展開しています。

———事業拡大の背景には、同じような情熱を持っている方々が多いのではないかという印象です

國見氏AndCo.ffee

そうですね。その通りかもしれません!勢いがないと、やっぱり何もできませんよね。やはり支えてくれる仲間や社員がいるということが大きいです!その情熱と仲間の支えがあってこそだと思っています。

今後も、時代の変化やお客様のニーズに合わせて、新たなチャレンジを続けていきたいと考えています。

———社員やお客様との関係性を大切にされている印象を受けましたが、どのように構築されていますか?

國見氏AndCo.ffee

そうですね。AndCo.ffeeもそうですが、特にお客様が来店される際は、何かしらの期待を持っていらっしゃるので、その期待を上回るサービスを提供できるように意識しています。

私は兵庫県出身なのですが、父が徳島出身なんです。そういった方々との縁も大切にしながら経営をしています。瀬戸内の漁師さんや水産会社と直接取引を行い、新鮮な食材を提供することを重視しています。居酒屋を開店する際も、まずは身近なつながりを活かして食材を調達しました。そうした取り組みが、お客様との信頼関係を築くことにもつながっています。

———実は私も瀬戸内の魚で育ったので美味しさはよくわかります!ここ三軒茶屋には、古くから続くお店が多い印象を受けました。経営をされている中で意識していることがあればお聞かせください。

國見氏AndCo.ffee

確かに地域に根ざしたお店が多いですね。ただ、それが必ずしも若い世代にとって親しみやすいとは限らないので、私たちAndCo.ffeeは新しい視点を取り入れています!

例えば、韓国の家具会社と提携し、店内のインテリアを提供してもらっています。店内の家具には値札がついていて、実際に購入できる仕組みになっています。
この取り組みは、家具会社にとっては実物をお客様に見てもらう機会を増やし、当店にとっては空間をより魅力的にするメリットがあります。今AndCo.ffeeの店内にある家具の半分以上は、提携先から購入したものです。

———新しいサービスですね!どのようにサービスは生まれるんでしょうか?

國見氏AndCo.ffee

スタッフとの繋がりがサービスにも非常に大きな影響を与えていますね!韓国家具メーカーと提携する際も松浦というスタッフがほとんどスムーズに進めてくれました。この後お話するSNS活動についてもですが、彼女の存在は大変大きいですね。

———松浦さまが中心となって活動されている SNSですが、最初から具体的なビジョンや施策はあったのでしょうか?

國見氏AndCo.ffee

最初から理想的な形があったわけではないんですが、SNSを通じてお店の雰囲気やサービスを伝え、新しいお客様に興味を持ってもらうことを狙っています。
彼女のセンスが光る内容でお客様にも好評です。女性目線のトレンドや韓国カルチャーとの親和性もあり、AndCo.ffeeではターゲット層に刺さる投稿を意識していますね!

———はい…私にも刺さっています…!笑 是非次回は松浦さまにもお話伺いたいですね! 宣伝活動全般において、特に大切にしていることは何でしょうか?

國見氏AndCo.ffee

一番はブランドや製品の宣伝ですね。元々アパレル関連に興味があり、商品を作成し店頭で少しずつ販売しています。去年作った商品は別の店でも販売したりと少しずつ活動を広げ、気づけばサービスに繋がっていましたね!

このAndCo.ffeeも他のお店もそうですが、例えば、食べ物や飲み物、衣類、家具など、すべて実際に目にして、手に触れてもらうことが重要だと思っているんです。そこが最も重視しているポイントですね!

———確かに大切なポイントですね。御社のウェブサイトを拝見しましたが、非常にクオリティが高い印象を受けました。

國見氏AndCo.ffee

ありがとうございます。実は、こちらのウェブサイトは友人に作ってもらったんです。イメージや必要なことはしっかり伝えましたが、運用自体はその時在籍していた社員にすべて任せ進めてもらいました。

みんな熱意や勢いを持って取り組んでくれているので、すごくバランスの取れた会社だなと思います。仲間たちと一緒に作り上げてきた部分も多いので、その点でも感謝しています。
SNSやウェブサイトの運用については、私自身今後もっとうまく活用したいという思いは常にあります!

———仲間のことを信じて任せる、素晴らしいです!是非メニューについてもお聞かせください。

國見氏AndCo.ffee

一番人気は自家製プリンです。実はこのプリン、元々ホテルでフランス料理を10年以上経験したシェフに伝授していただきました。彼からプリンのすべてを教えてもらい、自分たちで作れるようしっかりと技術を学びました。
出会いとしては、私と彼が同い年であり飲み友達だったことから始まりました笑
約8ヶ月かけて交渉し、ようやくレシピを教えてもらいました!時間はかかりましたが、 最終的にはお店の看板メニューとして形にしていくことができました。一番人気はプリンですが、次に人気なのはクロックムッシュです。

今後はカフェやランチだけでなく、ディナーも始めようと考えています!

——— SNSの活用も積極的に取り組まれていますね。

國見氏AndCo.ffee

感覚的な話をすると、SNSって、実はあまり好きではないんです。お店としてはもちろんどんどん活用して情報を発信していきたいです。ただSNSには感情があまり反映されないと感じることがあって…。

——— なんとなくわかります。たしかにSNSの使い方は難しいですよね。

國見氏AndCo.ffee

そうなんですよ。たとえば、私が1日のうち23時間働いて、残りの1時間だけ飲みに行ったとします。その瞬間を投稿したらやはり一部の情報だけで判断されてしまう。

本当はこうして社員や事業拡大のことを常に考えながら仕事をしているのに。人間の本質を見ていないように感じるんです。もちろんSNSにはビジネスとしてのPR活動には良い面を感じますが、リアルな側面があまり好きではないんですよね。

———とてもわかります。PR活動とプライベートではまた使い方も異なりますよね。

國見氏AndCo.ffee

そうなんです。今はAIやテクノロジーの発展で生活はどんどん便利になって、極端な話、家から一歩も出なくても生活できるようになっていますよね。でも、その一方で、人の心の豊かさはどうなっているのか、と考えることがありますね。

そういった意味では、お客様や社員とのリアルなつながりのなかで生まれる新しいビジネスを、SNSを上手く活用し発信していきたいですね!

———先ほどのお話が今後目標とする「豊かな社会」につながるんですね?

國見氏AndCo.ffee

そうですね、私は、人と直接話したり、一緒に笑ったり泣いたり、時には喧嘩したり、そういう時間の中に豊かさがあると思うんです。人とのつながりが強くなることこそが、本当の豊かさなのではないかと。

もちろん、物理的に生きていくためにはお金も必要です。だからこそ、私は社員に少しでも良い給料を渡せるようにしたいと考えています。それは当然のことかもしれませんが、「どうすれば実現できるか?」を常に考えて、行動に移しています。

———とても素敵な考えですね。実際に行動に移し実現していく姿を社員の方々も見ているんですね。

國見氏AndCo.ffee

ついてきてくれている社員たちには本当に感謝しています。
結局のところ、私が思う「豊かさ」とは、機械的に便利な暮らしではなく、人と人とのつながりがあること。心が豊かであることが、一番大切だと思っています。

———お話を聞いていて、たとえお店という形がなくなったとしても、人とのつながりは残る、という印象を受けました。そういった関係性やビジネスをどんどん広げていきたいということですよね

國見氏AndCo.ffee

その通りです!そのつながりが広がって、本当の意味での豊かな社会が創られて行くと信じています。

■■初めて足を運んだのになぜか落ち着く…そんな空間の中でゆったりとインタビューさせていただきました。Instagramで感じていたAndCo.ffeeさまの穏やかな雰囲気のなか、座り心地の良い厳選された家具を体感。時間の関係でいただけなかった自家製プリン、次回はぜひ味わいたいです!■■

アクセルデザイン編集部

取材を通じて、AndCo.ffeeの國見様のビジョンと行動力に同世代として強く感銘を受けました。困難を乗り越えながらも、前向きに事業を拡大し、地域や人とのつながりを大切にされている姿勢が印象的でした。

特に、SNSを積極的に活用し、ターゲット層に向けた情報発信をするといった取り組みが非常に興味深いものでした。デジタルとリアルを融合させることで、新たなファンを獲得し続けている点は、今後の飲食業界においても重要な要素になると感じます!

アクセルデザイン編集部

そうですね!単なるビジネスの成功ではなく、豊かな社会を創ることに真剣に向き合う國見様や、またそれを周りで支える社員の姿に多くの方が共感し、応援したくなる理由がこの記事を通してとてもよく伝わってきました…‼︎

■■AndCo.ffee人気メニューの一部■■

■■これからのAndCo.ffeeさまの成長と進化、更なる今後の活躍が非常に楽しみです■■

取材・文:アクセルデザイン株式会社編集部)

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